(目的)

第1条　この規程は、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号。以下「法」という。)、その他の法令に定めがあるものほか、尾花沢市立学校設置条例(昭和42年条例第3号)規定する小学校及び中学校(以下「学校」という。)に勤務する教職員(以下「教職員」という。)の安全及び健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進するため、必要な事項を定めることを目的とする。

(教育委員会等の責務)

第2条　教育委員会及び学校長は、この規程に定めるところに従い、教職員の安全の確保と健康の保持増進に努めなければならない。

(教職員の責務)

第3条　教職員は、安全の確保及び健康の保持増進に努めるとともに、教育委員会及び学校長並びに次条の規定により置かれる衛生推進者の助言又は指導を受けたときは、これを誠実に守らなければならない。

(安全衛生推進者)

第4条　学校に、法第12条の2の規定により衛生推進者を置く。

(産業医)

第5条　法第13条に規定する産業医は、中央診療所及びその他の専門医等をもって充てる。ただし、教職員数が50人を超える学校がないときは、産業医を置かないことができる。

(職場環境の維持管理)

第6条　学校長は、快適な職場環境の形成を図るため、職員の勤務場所、勤務内容等に応じ、換気、採光、照明、保温、防湿、騒音の防止及び清潔について、必要な措置を講ずるよう努めなければならない。

(精神衛生)

第7条　学校長は、精神疾患の予防のため、職員の融和、生活指導、身上相談、適正配置等に努めるとともに、精神疾患の疑いある者を発見した場合には、産業医と協議の上、受診勧奨等適切な指導と助言を行わなければならない。

(健康相談)

第8条　産業医及び学校長は、職員から健康について相談を受けた場合は、適切な指導と助言を行わなければならない。

(健康診断)

第9条　教育委員会は、職員の健康管理を行うため、次に掲げる健康診断を実施しなければならない。

(健康診断の受診の義務)

第10条　教職員は、前条に規定する健康診断を受けなければならない。但し、他の医師又は医療機関による健康診断を受け、その結果を証明する書面を学校長を経由し、教育委員会に提出したときはこの限りでない。

(健康診断の結果の記録)

第11条　教育委員会は、第9条の規定による健康診断の結果に基づき、健康診断個人票に記録し、保存しなければならない。

(健康診断の結果の通知及び報告)

第12条　教育委員会は、健康診断終了後、その結果について健康診断個人票に、別表に規定する健康管理指導区分に基づき、指示及び必要な意見を付して学校長を通じ教職員に通知しなければならない。

(保健指導)

第13条　学校長及び安全衛生推進者は、健康診断の結果、特に健康の保持に努める必要があると認める職員に対し、保健指導を行うように努めなければならない。

(面接指導体制)

第14条　法に基づき、医師の面接指導が必要と判断された場合及び教職員から申出があった場合は、学校長と調整し、医師との面談を実施するものとする。

(秘密の保持)

第15条　職員の健康管理業務に従事する職員は、職務上知り得た秘密を他に漏らしてはならない。

(その他の事項)

第16条　この規程に定めるもののほか、必要な事項については別に定める。